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企画展/講演会

令和8年度文学展(おのみち歴史博物館)

2026.05.18

「麻生路郎・中村憲吉・山下陸奥展」

おのみち歴史博物館では、尾道ゆかりの作家の顕彰として文学資料の展示を行います。

川柳六大家と謳われ、『川柳雑誌』(現・川柳塔)を創刊するなど戦後の川柳界をリードした尾道出身の川柳家・麻生路郎。
アララギ派として近代短歌の礎を築き、病気療養のために居を構えた尾道でその一生を終えた歌人・中村憲吉。
尾道に生まれ、短歌誌『一路』を創刊。繊細な技巧を駆使して自然を詠んだ歌人・山下陸奥。

尾道にゆかりのある3人の文芸家の生涯と作品の魅力を、愛用の品などの貴重な資料とともにご紹介いたします!


会期 令和8年6月3日(水)~7月20日(月・祝)

開館時間 10時~18時(入館は17時30分まで)

休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)

入館料 一般210円、共通(おのみち映画資料館)520円
    ※中学生以下無料

展示品(予定)
 麻生路郎:急須、湯飲み、一輪挿し、ゆかた など
 中村憲吉:短歌軸、徳利、文机、盛鉢 など
 山下陸奥:帽子、下駄、ステッキ、表札 など


麻生路郎 略歴

明治21(1888)年7月10日~昭和40(1965)年7月7日 川柳六大家の一人と謳われている川柳家。
川柳雑誌(現川柳塔)の創刊者。尾道市十四日元町に生まれ、10歳の時大阪に移り住んだ。
大阪高商(現大阪市立大学)在学中に川柳を始める。
昭和11(1936)年に「専門家なき世界は発展せず」として職業川柳人を宣言。
その後も昭和31(1956)年関西短詩文学連盟を結成するなど、戦後の川柳界をリードした。
肝臓障害で逝去、享年77歳。

中村憲吉 略歴

明治22(1889)年1月25日~昭和9(1934)年5月5日 歌人。
広島県三次郡上布野村(現・三次市)に生まれる。21歳で短歌を始める。
明治43(1910)年、東京帝国大学(現東京大学)法科大経済科に入学し、在学中にアララギ派の歌人と交流を深めた。
卒業後も、家業の酒造業や大阪毎日新聞の新聞記者として活躍しながら作歌を続け、近代短歌の礎を築いた。
病気療養として居を構えた尾道にて逝去。享年45歳。

山下陸奥 略歴

明治28(1895)年12月24日~昭和42(1967)年8月29日 歌人。
尾道市千光寺通りに生まれる。
住友合資会社に入社後、上司の歌人・川田順の勧めで短歌団体『竹柏会』に入会、団体短歌誌「心の花」に出詠し注目された。
昭和5(1930)年に雑誌「一路」を創刊。
昭和41年と42年には宮中歌会始選者として列席した。
中村憲吉旧居前に建立された憲吉歌碑の染筆者でもある。
慶応義塾大学病院で逝去、享年72歳。
尾道の天寧寺に眠る。