想像してみてください。一筋の川のように流れる海に、
人々の営みが寄り添うまちの風景を。
その海は尾道水道と呼ばれ、その風景は日本の暮らしの縮図です。
中世の開港以来、人と、モノと、財が集まる港町として栄えた尾道。
尾道水道と尾道三山の間の限られた空間に、寺社や家々がひしめき、
坂道と路地でつながる景色が「箱庭」にたとえられてきました。
このまちをかたちづくる、どの物語に焦点を当てるかで、
見えてくる箱庭の景色は変わってきます。
それは、あなたの心の中にある、懐かしさの投影かもしれません。
海の向こうの人々がイメージした、盆栽のような日本かもしれません。
ふとした瞬間、人それぞれの心の風景を思い起こさせてくれるまち。
日本遺産の尾道で、あなたの心に出会ってください。