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企画展/講演会

おのみち歴史博物館 令和7年度企画展

2025.06.16

「尾道市の文化財保存修理20年」

 尾道は、各時代を通じて瀬戸内海の交易の拠点として繁栄してきました。特に中近世には物資と情報の集積地であり、大規模な商業都市として大きく発展しています。そうした港町の発展ぶりは、地下に埋もれた埋蔵文化財や古文書等の歴史資料により垣間見ることができます。
 また、尾道港開港850年の歴史と文化財の魅力は、「箱庭的都市」「村上海賊」「北前船」という3つの日本遺産に集約されています。
 本展では、港町として、海運の拠点として繁栄した尾道に残る貴重な文化財の数々の保存と修理の歴史について美術品や資料をもとにご紹介します。


 本事業は、宝くじの社会貢献広報事業として、宝くじの受託事業収入を財源として実施しているコミュニティ助成事業の助成金を活用しています。


会期 令和7年6月25日(水)~9月15日(月・祝)

開館時間 10時~18時(入館は17時30分まで)

休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)

入館料 一般210円
    共通520円
    中学生以下無料


主な展示内容
 ・木造真教上人坐像(常称寺・広島県重要文化財)
 ・木造地蔵菩薩立像(常称寺・尾道市重要文化財)
 ・重要文化財常称寺本堂:龍頭瓦・鬼瓦、摺拓本、釘
 ・国宝浄土寺本堂:軒丸瓦
 ・木造阿弥陀如来及び両脇侍立像納入品:紙本墨摺印仏(西郷寺・広島県重要文化財)
 ・絹本著色宝冠阿弥陀三尊来迎図(宝土寺・尾道市重要文化財)
 ・尾道浦絵屏風(尾道市立美術館・日本遺産構成文化財)
 ・重要文化財吉原家住宅主屋、納屋:修理部材、釘等