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旧小野産婦人科医院、旧小林家住宅主屋が登録有形文化財に登録されます

2024.11.22

 令和6年11月22日(金)に開催された国の審議会において、尾道市内に所在する「旧小野産婦人科医院」、「旧小林家住宅主屋」の2件の建造物を登録するよう、文部科学大臣に答申されました。
 この結果、官報告示を経て、尾道市内の登録有形文化財は40件(うち登録有形文化財(建造物)は39件)となる予定です。


旧小野産婦人科医院

所在地 広島県尾道市十四日元町
建築年代等 昭和13年/昭和40年代・令和5年改修

 尾道の中心部に位置する旧産婦人科医院。
 隅切りした角地に建つ木造3階建て寄棟造鉄板葺で、1階は診察室や手術室、2階は病室、3階は住居用和室を配す。外観モルタル吹上仕上げ、腰は釉薬スクラッチタイル貼り。庇や付柱など直線的構成で、角地を強調した外観が印象的。
 現在は店舗等として活用されています。


旧小林家住宅主屋

所在地 尾道市長江2丁目
建築年代等 昭和8年/昭和45年頃増築

 長江通り東側の石垣上に建ち、洋画家小林和作が晩年まで居住した主屋。
 2階建て入母屋造平入桟瓦葺で南を玄関、西の一部を石垣上に張り出し、南東に8畳と茶室を延ばし、全体を矩折の平面とする。2階はアトリエとして用い、西面に掃出窓を開けた眺望優れた主屋。
 現在は小林和作の遺品展示や交流施設として活用されています。